シャシの解体新書

自動車の構造を語る上で、最も重要な構成品はシャシです。その解体新書を簡単説明すると、本来はフレームを意味するものであり、いわば自動車の骨格のことですが、現在では一般的に、その骨格の上にエンジンやサスペンション、それにハンドルやブレーキ、アクセルなどが装備された状態のものを言います。
この構成品は、自動車の運動性能を決定づける、とても重要な構成品です。自動車がただ単にまっすぐ走るだけの乗り物であれば、このような構成品はそんなに難しいものではないのですが、実際の自動車は、まっすぐ走るときにはぶれずにまっすぐに走り続けることも必要なうえに、ドライバーの意のままにカーブを曲がったり、或いは加速や減速をする必要があります。
そのために、自動車と言うのは、先ずはその骨格の剛性をできるだけ高くするように開発され続けました。剛性が低ければ、直進していても、ちょっとした道路の凹凸でハンドルがとられてしまいますし、カーブを曲がる際にもハンドル操作が難しくなります。そして、骨格の剛性を高めるとともに、サスペンションを進化させることで、タイヤの路面追従性を上げるとともに、カーブなどでのロールを抑制したり、オーバーステアやアンダーステアと言った、運転に支障のあるハンドル特性を取り除くように作り上げられてきました。
現在では、機械的な剛性やサスペンションの動きに加えて、電子制御を取り入れて、更に運転しやすい車になるように作られています。

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